確定申告の時に扶養親族を誰につけていますか?

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無料相談会場で確定申告の
お手伝いをしていると
扶養親族については、何となく・・・
事業主、世帯主につけている方を
見かけます。

誰に扶養親族をつけていますか?

初めての相談者の方には
「誰に扶養親族をつけていますか?」
「なぜその方につけていますか?」

そもそも
「扶養親族はだれがいますか?」
から始まりまります。
当たり前ですが、初対面の方の家族関係は
私には全くわかりません。

そして一番聞きにくい(もう慣れました)
「家族の方で障がい者の方はいらっしゃいますか?」
も必ず尋ねます。※寡婦関係も・・・

みなさんのお答えは

①世帯主だから

②納税者に税額が出ているから

③親子だから

④何となく

⑤付けていいの ? 忘れていた

⑥扶養親族って何ですか?

①、②、③の答えが多いのですが、
④、⑤、⑥も結構多いです。
⑥の説明もとても大切だと感じています。

毎回書いていますが、障がい者や寡婦(夫)の
方については、お尋ねしないと本当にわかりません。
また病気や介護の状態のご両親、祖父母等は
話(話題)に出てこないと忘れられる事もあります。
※経験済み・・・

手当の問題が大きいです

少し前になりますが、個人の事業主さんの
確定申告で(奥さんも給与所得者でしたが)、
お子さんを事業主さんの扶養につけました。

所得税、住民税額から考えると、その方が
有利だったからです。

しかし、そのあと奥さんから言われました。
「子供を私の扶養から外すと会社の手当が
年間20〜30万円も減ってしまいます」と・・・
税額で得する金額をはるかに超える金額です。
そんなに手当が付くのですね・・・・絶句

そのことを教訓にして、扶養については
配偶者(夫・妻)が専従者であれば事情は
分かっているので良いのですが、会社勤め
の場合(大手や公務員さん)には必ず扶養関係の
手当がどの場合(条件)について、どのくらいの金額が
出るのかを聞くようにしています。

住民税への影響

また、扶養の関係は住民税にも
大きく影響します。

現在、16歳未満の年少扶養親族については
所得税では控除対象ではありません。つまり引けません。
でも、確定申告書の二面や源泉徴収票の下段には
しっかり記載します。

なぜそこに記載するのかが分かっていないと、
所得税で引けないのだから誰につけても同じと
考えてしまいます。
(住民税と扶養親族については別の機会に・・・)

扶養親族や年少扶養親族を誰につけるか
によって、税額あるいは税額とは離れた
手当等の思いがけないところに影響が出る
場合があります。

確定申告をする本人はもちろん、配偶者や
家族にまで気を配る必要がありますね。

【編集後記】

近所のテイクアウトのカレーを
やっと買いました。

【1日1新】

とある合同会社の方の相談
なぜか合同会社のお客様は
いらっしゃいません。

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