自分は何屋さんと思われているか?

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No826

知っているか・知らないか
やるか・やらないか

記帳指導

1年間の記帳指導が終わると
何人かの方から、
「引き続きみてもらえませんか?」
とお話戴く事があります。

ニュアンス的には関与?にあたるかも
しれませんが、時々相談に乗って
もらい、入力は自分でできるので、
最後の決算だけ見てもらえませんか?

こんなイメージだと思います。

記帳指導は格安

商工会や商工会議所などの記帳指導は
格安です。

年会費が1万円くらい、記帳指導料も
年間1〜2万円くらいです。

商工会議所の記帳指導だと年間を通して、
毎月数回、税理士から指導を受けられます。

月に2〜4回直接に税理士から指導を
受けられるなんて、私のお客様よりも
手厚くて格安です。汗

私は記帳指導の時でも、お客様と変わらない
ようなお付き合いをします。

これくらいのサービスで年間これ位なら、
税理士さんと直接お願いしても、金額は
それ程変わらないだろうと思われるのかもしれません。

毎月お会いして、随時相談にのり、
決算もお手伝いして、年間2万円の報酬では
完全にボランティアになってしまいます。

決算だけ

良く聞くお話ですが、「会計ソフトの入力は
自分でできるので、決算(申告書)だけお願いします。」
という依頼があります。

それだと単に申告屋さんになってしまいます。
申告屋さんを目指しているのなら、それで
全然構わないと思います。

飲食で考えると、プロの調理師の方に
「食材選びと事前の調理は済ますので、
最後の大切な味付けだけをお願いします。
ほとんどの作業は自分でするので、
格安でお願いします。」
みたいなものですね。

自分が逆の立場だったら、どう思うかでしょう。
「それだったら全部自分でやってください。」

相場観

その方が、税理士のおおよその報酬額を知っているか
どうかにもよります。

もちろん税理士により、高い安いはありますが、、、

知り合いに税理士関与の事業主がいて、
報酬の話を聞いている。
周りから聞いて、何となくこれくらい
掛かるんでしょという相場観がある。

前提の情報があるとないとでは
大きく考え方も変わります。

おおよその報酬額をお話すると、
「やっぱり、それくらいかかるのですね。」
「えっ、、、、そんなに、、、」
と反応が異なります。

大体、年間3〜4万円で考えている方が
多そうです。汗
*私の経験談です。

反省点

私が担当する記帳指導ではなるべく、
会計ソフトのPC入力や決算で申告書を
作るだけにならないようにしました。

もちろん、そこまで求めてない方には
無理強いはしていません。サラッと、、、

ただ、先の「いくらぐらいで見てもらえますか?」
の質問を聞くと、私たちの仕事が、アレもコレも
やって年間数万円、、、

あるいは、申告書だけお願いできれば、、、
という申告屋さんのように捉えられてしまった
かと思うと残念です。

私の力不足が否めません。悲

どのようにしたら、本来は高額である
価値提供を、記帳指導ではお値打ちに
見てもらえているか、ということを
知ってもらえるか。

決算書や申告書を作る過程での数字の利用の仕方、
専従者給与の決め方、事業の成長のさせ方など、
申告屋さんでは無く、パートナーとしての
税理士の利用の仕方を知ってもらえるか。

今回の(も)反省も踏まえて、
自分が何屋として思われるか、思われたいか、
を意識して(おこがましいですが)お客様を教育していきます。

*自分は何屋と思われているか?

【編集後記】

コロナの感染者数が増えて来ましたね。
第4波とも言われています。

来週はセミナーに参加する予定がありますが、
急遽オンラインのみに切り替わる可能性も
出て来ました。悲

【昨日の1日1新】

中学校の入学式

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