鹿児島の2日目は知覧特攻平和会館を
見学した後、鹿児島市街に寄り空港から
帰路につきます。
知覧特攻平和会館
富屋旅館での朝食後、知覧特攻平和会館」に向かいます。
最初、知覧は海岸沿いの場所と勘違いしており
小高い山の上の方にある事を改めて知りました。
平日もあってか会館の入場者は少なめでしたが、
新入社員研修なのか、それらしい団体が
お昼前から増えてきました。休日だったら
すごい人なのでしょうね。
館内は撮影禁止なので中の様子はHPを参照してください。
※一部零戦の展示は撮影OKでした。
特攻隊員の遺書、手紙
展示室の大半を占めるのは特攻隊員の遺書や家族等に宛てた手紙です。
展示ケース下の引き出しを出すと数多くの遺書等を目にする事が
できます。
両親や兄弟、家族に宛てたものが多いですが、やはり母に宛てた
手紙が多いと感じますし、職員の方の講話でも同様の説明でした。
前月の「回天記念館」でも同様に遺書や手紙を多く見ましたが、
数の多さでは当然に知覧です。特攻で出撃して行った数も
全然違いますから、、、
ただ、読み手側の私は遺書等に慣れてきてしまいます。
初めて読む遺書などは衝撃的で涙無くしては読めませんが、
様々な場所で目にすると、どうしても同じような内容になるので
次第に感じる大きさは変化していきます。
知覧を訪れる前に「回天記念館」「遊就館」と特攻に関しては
少し予習をしていましたので初めての方とは捉え方が違うと
思います。
20歳前後の若者があのような内容の手紙を書ける
事や字がとても綺麗な点には驚かされます。
ただし、軍事政権下を考えれば手紙などは
全てに検閲が入ると思いますから、一部の内容は
破棄されたり、最初から本心が書けない事情も
あったものと考えられます。
それでもなお特攻隊員の両親や家族、大切な人への手紙は
一度読まれることをお薦めします。
知覧は九州以外の地域の方には、かなり遠いの事と、
交通の便の問題があります。特攻関係では、関東の方は
「遊就館」、関西の方は「回天記念館」など他にも資料館が
各地にあると思います。
意外とお住いの近くにも「こんな所があったのか!」と
気づくかもしれませんよ。
富屋旅館での話
富屋旅館では幸運にも女将の話を伺う事ができました。
短時間の話だったのですが、想像していたものとは違った
内容で、返って多くの気づきがありました。
「特攻隊員はどんな気持ちで飛んで行ったのか?」
「国は誰が守るの?」「守るって何をするの?」
といった問いかけの話から始まり、
「会社って誰が守るの?」「家族って誰が守るの?」
という話にまで広がりました。
参加者に話を振られますが皆さん困られていました。
私もすぐに返答できるものと、う〜ん、、、と唸ってしまう
ものがありました。
すぐに自分の答えが出なくても考え続ける必要は
あります。人生においても「何のために?」は
必要な事ですし、会社経営においても「何のために?」
は必要です。
日頃よりお客様に経営計画書を作成しましょうと
伝えていますが、その作成理由がより強固なものに
なりました。
シロクマ
「天文館(てんもんかん)むじゃき本店」
帰りに鹿児島市内のシロクマのお店
に寄りました。シロクマと言うと
アイス?位の知識しかありませんでしたが
歴史のあるブランドなのですね。
知りませんでした。
かき氷自体が練乳味なので不思議な味です。
スタンダードサイズとベビーサイス(小)があります。
私はベビーサイズで十分でした。
とても美味しかったです。
店内でも食べられますし、食べ歩き用の
ミニサイズもありました。
鹿児島市内に行った際には是非!!!
2日間に渡る鹿児島旅行でしたが多くの気づきを
むらいました。以前から行きたくても行けなかった
「知覧」でしたが、今回は無理して行って良かったです。
戦争を知っている(体験した)方はもう少なくなったと思います。
逆に戦争を知らない若い方々に一度訪れてほしい場所です。
【編集後記】
今回の旅行は主催の方に負んぶに抱っこで
大変お世話になりました。
ありがとうございました。
【昨日の1日1新】
知覧特攻平和会館
天文館むじゃき本店