先日お客様の所で経費の見直しの
お手伝いをしてきました。
これ何の支払いだろう?
この会費って必要なの?
同じ金額を2回払っているけど、、、?
この会社は数年前に経営陣が変わっています。
そのため、この数年間で経費の見直しをかなり
致しました。
それでも「あれっ?」となる事がありした。
経費の見直し
長く経営されている会社であればあるほど
以前に契約したもの、お付き合いで支払っているもの
実際に必要であるかに関わらず、毎月毎月引き落とされている
経費があると思います。非常に勿体ないです。
また私のように個人事業者で経営年数が少なくても、
開業当初に必要と考えていたもの、お付き合いや
普通は払うだろうなど一般常識にとらわれて支払って
いるものがあったりします。
一度自社の経費について時間を取って細かく見直す機会を
もたれると良いでしょう。私も今やっています。
経費を確認するには通帳等を確認しても良いですが、
総勘定元帳の経費のページを見ていくと経費の科目ごとに
判断しやすいでしょう。
※「これ何の支払いだ??」となるかもしれませんよ。
惰性で支払っていませんか?
何の支払いか分かっていますか?
月次や決算などで
「社長さん、これって何の支払いですか?」
と尋ねると
「う〜ん、何だろうね????」
となる場合があります。
※税務調査で指摘されることも多いです
仕入や外注費などについては分からない
事は稀ですが、細かな経費になると
社長様もよく分からず支払っている
場合があります。
※分かっていても答えられない場合も、、、汗
また生命保険料など保険代として支払って
いるのは分かっていても、内容が全く分からない
場合もあります。
※会社契約の生命保険(個人も同様ですが、、)については
保険金や保険の内容(掛捨て・積立等)や経理処理を確認しましょう。
どんな経費の支払いも、何のために幾ら払っているのかを
理解している必要があります。
そもそも必要なものですか?
諸会費や広告等でも効果があるものは別ですが、
契約したから何となく毎年更新されているような
ものはありませんか?
よく分からない会費、参加しない研修費、読まない書籍
の購読料、、、
また効果がないようなお付き合いで支払って経費は
ありませんか?
業種にもよりますが、電話帳広告(掲載)も今となっては、、
ネット関係に力を入れる方が今の流れでしょう。
ダブって支払っていないですか?
今はあまりないと思いますが、ネットのプロバイダーを
ころころ変えた時に以前の契約が解約になっていない
ケースがありました。
会費や書籍等で本社や支店(工場)が複数あり複数口契約
していたのが、本社だけになったのに契約はそのまま
になっていた事もありました。一般的に経理の方は気づいていても、
あえて指摘しないケースが多いです。
※経理の方に「気になる経費があったら指摘するように」
伝えておくと良いです。「社長の交際費が、、、」
と言われないように、、、汗
支払いを下げることは出来ないですか?
単純に値引きも考えられますが、
契約の内容の見直しなどで、自社にとって
過大(余分)なものがあれば契約変更または
複数の会社を比較して考え直す事も必要です。
売上先のお付き合いで、切る訳にはいかない
会費などは口数を減らせられないか
交渉してみる事も必要です。
※ただし、慎重に、、、
未来費用を支払っていますか?
経費の見直しについて書いてきました。
ただし、経費は何でもかんでも節約、削減すれば
良いものではありません。
余分なものは無くしていく方向になりますが、自社の
未来費用はどんどんかけていく必要があります。
戦略としての商品開発、設備投資、広告宣伝、交際費、
教育費など、経営には積極的な投資が必要になります。
税理士のようなサービス業は仕入れがないと言われますが、
私はセミナーや研修も仕入れと考えて積極的に投資するように
しています。
まとめ
経費の見直しについて書きました。
意外と惰性で支払ってしまっている
ものってあると思います。
携帯会社の最初の抱き合わせの細かな
オプション契約など、解約するのを
うっかり忘れたりします。汗
個人も含め、一度会社の経費の
総点検をオススメ致します!!!
未来費用も忘れずに!!
【編集後記】
ここのところ、人手不足による建築経費の
値上がりを耳します。新しく建物の建築を
予定しているお客様も頭を悩ませています。
【昨日の1日1新】
とある古い契約をやめました