No342
知っているか知らないか
やるかやらないか
記帳指導や無料税務相談をすると
納税者の方が税金等に関して
とても関心がある事に気づきます。
しかし、なぜか税金等について
教えてもらう機会を逸している
ケースを度々感じています。
記帳指導の現場から
商工会議所の記帳指導が始まりました。
経験の浅い事業主さんから経験豊富な
事業主さんまで、いろいろな方とお話
する機会があります。
そのなかで意外と知られていないこと
アレっと思ったりする事があります。
今回は個人事業主さんにかかる税額関係に
触れてみたいと思います。
※細かな税額計算には触れていません。
個人事業主にかかる税額
事業主の方とお話をしていると、
「税金が高いのです」
「今まで払ったことのないものが来ました」
「次から次へと納付書が届きます」
といった事業(自分)に対してどんな税金が
かかっているか分からない方が多く
いらっしゃいます。
・所得税
みなさん、所得税は確定申告で通常払う
メインの税金として理解されています。
ただし、何から何を引いたら所得、税金を計算する
元になる数字になるのか良く分かっていません。
また税率がある金額(所得)を境にして上がっていく
事が分かっている方もごく少数です。
一定金額以上の納税になると予定納税が発生する
ことは税額の多い方は何となく分かっています。
・住民税
以前は、税率の低い方にとっては所得税を払った
後に半分くらいの住民税が来るという感じでしたが、
今は逆で、所得税を払ったら後で倍の住民税を
払う感じなので負担感が大きいです。
確定申告の際に、
「あとでこれくらいの住民税が来ますよ」
と予め話してもらえる指導員の方だと
親切で良いですね。
・事業税
所得が多く毎年事業税を払っている方でも
どんな計算でその税額になるか理解している
方はほぼいないです。
簡単な計算方法なので覚えておくと税額予想が
出来ます。
毎年所得の増減のある方だと、事業税が
掛かったり掛からなかったりで、
「事業税って何なんですか?怒」
という質問を受ける事が多いです。
・国民健康保険(後期高齢者)
市町村によって計算方法が異なります。
世帯の所得から計算する方法、
世帯の所有する固定資産から
計算する方法との併用もあります。
岐阜市も以前は併用型でしたが、
今は世帯の所得から計算されます。
国民健康保険の計算方法は
一見難しそうですが、お手元に届く
納付書に書いてある計算方法を
良く見ると、わりと単純で
あることが分かります。
いちど良くみて見る事をオススメ
致します。
・国民年金
月払い、当月払い、半年払い
年払い、2年一括!!、振替払い等によって
割引率が異なります。
オススメは当月分を当月振替払いです。
通常は当月分を翌月払いです。
少しですが割引があります。
年金は納めていない方もいるかと
思いますが、年々取り立て?も
厳しくなってきました。
特殊な例だと思いますが、
奥さんの年金の滞納を事業主さんの
売掛金を差し押さえたり、、、
も経験しました。
今年も請求のハガキが届きました。
知らない間に1人ほぼ20万円に
なっていしまいましたね。
夫婦で40万円、、、、高!
これに国民健康保険を加えたら
ちよっと所得のある方だと
すぐに月額10万円前後ですね!!!怖
知らない事の確認も必要です
数年以上事業をされている事業主の方なので
これくらいは知っているだろう、聞くのは
失礼かなとは考えないようにしています。
仕事に関しては専門であっても申告や税金に
関しては指導機関の方に全てお任せな方も
多くいらっしゃいます。
言われるまま計算で出て来た税額を
そのまま納付します。
ひょっとしたらもう少し良い方法が
あったかどうかは分かりません。
専門外の事でもやはり基本的な
事は押さえておいた方が良いと
考えます。
自分の大切なお金に関する
事ですから、、、
【編集後記】
今夜もZOOMでとある会議に
参加しました。遠方の者同士が
気軽に参加できるって便利ですね。
【昨日の1日1新】
とあるお客様と岐阜で打ち合わせ