金融機関対策の基礎を学んできました。

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No493

知っているか・知らないか
やるか・やらないか

モロトメジョーさんの
「税理士のための銀行融資入門セミナー」
を受講してきました。

名古屋でのセミナーはタイミングが合わず、
大阪での受講となりました。

モロトメさんのブログはよく拝見していて、
どこかでセミナーを受けたいと思っていました。

今回のセミナーでは、税理士がお客様の
銀行融資に関して知っておかなければ
ならないことを、基礎から応用まで
丁寧に解説して戴けました。

「やっぱりそうだな」と思う事もあれば、
「それは知りませんでした」という事も
たくさんあり、引き出しを増やす事が
できました。

自分自身の復習も兼ねて
気になった事をまとめてみました。

現預金を手厚くする。

現預金は月商の3〜6ヶ月ほどあると安心。
しかし現実にはそこまで貯めている会社は
少ないと思います。

またネットキャッシュ比率
(資産に占める現預金の割合)30%
も1つの基準になりますね。

自分のお金であろうと
他人のお金であろうと
現預金は多く持っている事が
会社経営では必要です。

明日震災が起こったらどうするんですか??

融資の判断ほぼほぼ決算書で決まる。

金融機関は下記の3点を重視しています。

①簡易キャッシュフローがプラスか?

②債務超過ではないか?

③債務償還年数が10年以内か?

節税と融資はトレードオフ

簡易キャッシュフロー×10年が借入可能額。
基本的には上記のように考える。

節税して利益を減らせば、その分
金融機関からの借入可能額が減ります。

あまり節税節税ばかりだと自己資本も
減ってしまいますし、いざ借入をしようと
した時に思ったような金額が借りれません。

金融機関の数字の補正に注意

売掛金、在庫、償却、少ない役員報酬など
いわゆる粉飾に近いような内容だと、
金融機関は独自に決算書の数字を補正して
きます。

まあこんな決算書で良いでしょと考えていても
金融機関は、これじゃダメでしょと、、、

金融機関への説明が大切

先に言えば説明、後に言えば言い訳

誤解を受ける科目や数字については
予め金融機関に説明しておく事が大切。

修正B/Sを作る

金融機関が作るであろう
修正B/Sを作ってみて、予め
社長にこう見られていますよとの
説明は必要ですね。

2期連続赤字を出さない

やはり1円でも黒字は黒字
赤字は赤字なのですね。

中途半端に赤字ならば
なんとかできる事は
何とかしたいものです。

今の所、決算書と申告書の別表調整
まで考えた事はありませんが、
使い方によっては効果的な方法では
あります。

表面金利ではなく実質金利で考える

よくこのように言われます。
金融機関に預金や定期があれば、
実質金利を交渉材料にする。

融資に関する書類

金融機関の担当者の負担を楽にして
あげる事を考える。

自ずと何を作成すれば良いのかも
分かってきます。

試算表、資金繰り表、借入金一覧表など、、

担当者も人であるから負担を軽くして
もらえる会社のことはよく考えて
もらえます。

金融機関の営業に対して

意外と金融期間の営業(訪問)に対して
(借入の)必要のない時は無下な対応を
取る方います。

いつどんな時に借入が必要になるとも
限りません。新たな金融機関の営業にも
きっかけ、繋がりと考えて良好な対応を
しましょう。

折り返し融資

経営者の中には借入金を
とにかく早く返して無借金に
しようとする方がいます。

現預金が豊富にあるならともかく、
そうでなければ、借入残高がある程度
減った段階で折り返し融資を考える必要が
あります。

プロパーへの切り替え

小規模な法人だとなかなか協会付きから
プロパーへの変更は難しいものです。

しかし利益を出し続けて財務体質をよく
していけば不可能ではありません。

是非チャレンジしてみましょう。

金融機関への決算報告、定期的な試算表の提示

決算が終われば金融機関に申告書等を渡す
ことはあっても積極的に決算報告をすることは
ありませんでした。

今後、会社を伸ばしていくことに積極的な
会社には同行して、今後の金融機関との
お付き合いをより濃いものにして行きたいです。

結局は良い決算書

銀行融資に関してはやはりというか、
結局は良い決算書以外にないなとの
結論です。

当然と言えば当然ですが、、、、

会社を成長させて行きたいのに節税で
利益が少ない。

たくさん借入がしたいのに利益が少ない。
税金もあまり払っていない、、、

言っていることとやっている事が
反対では、思ったように金融機関は
動いてくれません。

その事をお客様(社長)に説明して
納得していただく事も、私たちの
重要な仕事だと改めて感じました。

金融仲介機能ベンチマーク

これについては詳しい事を知りませんでした。
早速近くの金融機関で検索をしてみました。

モロトメジョーさんの
「税理士のための銀行融資入門セミナー」
を受講して感じた事を書いてみました。

次は中級編のようなセミナーがあれば
是非受けたいと思います。

【編集後記】

営業車の車検、家の車の故障、
その他、重なる時は重なります。

ここのところ資金繰りをしています。
「ダムを作ろうと思わんとあきまへんなぁ。」汗

【昨日の1日1新】

税理士のための銀行融資入門セミナー

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