会計事務所のメニュー表(報酬)について
考えてみました。
飲食店のメニューのように
コーヒー450円
ランチ1,000円
と同じように簡単には値付けできない部分も
ありますので値付けは難しいです。
未だに値付けには悩んでいます。
メニュー表がないと、、
飲食店では当然、(値段を書いた)メニュー表があります。
「時価のお寿司屋さん」も有るようですが怖くて注文出来ません。
新幹線をよく利用しますが、車内ワゴンサービスの金額が
分かっているので安心して頼むことができます。
以前はコーヒー1杯が一体幾らするんだろう?
と心配で飲めませんでした。
※コーヒーはチケット利用だとそれ程高くないことが
かりました。
会計事務所の仕事でも、あれをやれば幾ら、これをやれば
幾らと簡単に値決めできるものもあります。
ただ、法人のお客様をみても売上規模、利益、役員報酬、
自計化、訪問回数、手間はかかるのか等、同じ内容の
法人は2つとしてありません。
また1つの法人をみても良い時もあれば悪い時もあります。
全てを数値化して報酬を決め毎期毎期の報酬を
変更するという考え方もありますが、どうも私には
向いていません。
例外はありますが、基本的な報酬金額を表示して
置くことが必要です。具体的にはメニュー表です。
HPに明記したりします。
実際に顧問として長いお付き合いしていくと、
何らかの事情で値上げがあったり値下げが
あったりします。致し方ない事ですし、
私はそれで良いと考えています。
最初が肝心
以前勤めていた事務所には明確なメニュー表が
ありませんでした。その事務所の勤務が
一番長かったので、どうしてもその事務所の
やり方が身に付いています。
独立してからも、ざっくりとした報酬の決まりは
あっても何をすればいくら、何人分やったらいくら等、
細かな料金設定をしていませんでした。
月々の顧問料は決まっているのですが、
いつの間にか、あれもやったり、これも
お願いされたりと顧問料の範囲が曖昧な
お客様が出て来ました。
とくに年末調整、法定調書、確定申告に付随する
ものや市町村への届出などは知らない間に無料サービスに
なっていたりします。
届出の多い所と少ない所が同じ料金設定で
それ自体がサービスになっていることもあります。
「給与計算教えてよ」⇨「給与計算やってよ」
「社保の届出なんだけど」⇨「月額算定、、、」
「労働保険のここの数字が」⇨「労働保険、、、」
「建設業許可のここの数字が」⇨「建設業許可、、、」
会計業務以外も簡単な所はお伝えしますが、
何でもかんでもとなると時間も取られキリがありません。
現在は報酬を戴くようになったり、社労士さんや
行政書士さんにお願いしています。
やはり関与する事なったら最初の契約時に最低限の
取り決めは必要だと感じます。
ただし、繰り返しになりますが、今でもあまりに
細かなことまで決める事は私の性分には合いません。
まとめ
会計事務所の報酬の思うことを
書いてみました。
それぞれの事務所の考え方がありますので
一概にこう言うものとの言い方はできません。
「先に言えば説明、後に言えば言い訳」と
言われないように、できれば最初に有る程度
お客様との合意を持ちたいものです。
【編集後記】
今日は午後から大阪セミナーです。
受講生より過去のオブザーバーが
多いです。
新しくお会いする方もいて新たな
刺激が得られそうです。
【昨日の1日1新】
深夜の給与データ復旧
業者の方にお願いしたものが
メールで届き深夜にお届け。