目標達成に必要なのは原因究明ではありません

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昨日のセミナーの懇親会の席で
お隣の方の話を聞いていた中で
社長(経営者)との会話が話題になりました。

「国語の話じゃダメ、数字の話をしないと」
という言葉が印象的でした。

目標不達成の時に考える事

会社の会議などでは、目標不達成など
出来なかった事の原因究明に時間が
割かれる事が多いです。

会社の会議に参加された事のある方は
「またこれか、、、」とうんざりされた
経験があるかもしれません。

一倉定先生の言葉を思い出しました。

馬車で長旅をする時、目的地に予定通りに
つくためには、「なぜ遅れたか」を
考えても意味はない。遅れをどう取り戻すか、
だけをかんがえればいい。

一倉定の社長学 第2巻「経営計画・資金運用」より

目標達成のためには、ああだった、こうだったと
出来なかった事の原因究明より、どうすれば
目標が達成できるかだけを考えればよいのです。

何事も引きずるというのはよくない事です。
昔、麻雀をやっていた時に、振り込んだ後に
「あ〜あの時、、、あれを捨てていたら、、、」
後になってもぐちぐち言う人がいました。
誰だって「しまった」という瞬間はあります。
でもそれを引きずっていても何も始まりません。

上記の馬車の例でも(今は電車かな?)、
例えば、今日乗る新幹線にほんの少しの時間差で
乗り遅れてしまった場合に、考えないといけないのは、

寝坊したから
トイレが長引いたから
駅までの道が渋滞していたから
切符を買うのに手間取ったから
お弁当を買ったkioskのレジが遅かったから
その他・・・・だったから

なぜ遅れたかという原因ではなくて

次の電車は何時発なのか?
その電車で間に合うのか?
遅れることを連絡する相手はいないか?
急がば回れで飛行機やその他の選択肢はないのか?

という、どうしたら予定通りに目的地に
辿り着けるかという対策になります。
ここでは遅れた理由なんてどうでも良いのです。

もちろん、今おかれている現状は把握する
必要はあります。自分は何駅に居るのか、
今何時なのか、あと何時間(分)で到着する
必要があるのか、、、

しかし、目的地に時間通り到着するためには、
今この状態にある原因(理由)は全く必要ありません。

会社の数字の目標達成では

会社の数字(数字以外も)の目標達成ではどうでしょうか。

月次や決算書の数字についても、上記の例と
全く同じ事が言えます。

現状の数字の確認はもちろん必要です。
今月末の売上、粗利益、利益などなど、、。
過去の数字を分析・把握しないことには
目標数字を作る事も出来ないからです。

しかし過去の数字の分析、目標数字の
不達成の原因追求に終始してしまっては
目標数字には到底たどり着けません。

景気がどうのこうの
材料費の高騰が、、、
天候不順があれこれ
消費者の流行りが、、、
斜陽産業だから、、
営業が、、、

言い出したらキリがありません。

目標達成のためには「これからどうするのか」、
「どうしたら目標達成できるのか」を考える
必要があります。

私を含めて会計事務所の方は、決算書・申告書を
作成することも仕事であるため、どうしても過去会計
に捕らわれがちです。

しかし、過去に捕らわれていては目標達成はできません。
「これからどうするのか」「どうしたら目標達成できるのか」
という未来会計思考になる必要があります。
そして求められていると信じています。

私は「未来会計パートナー」としてお客様に
寄り添い、会社の目標達成をサポート
していきます。

【編集後記】

今朝は岐阜地方は大雨警報の影響で学校が
お休みのところが多いようです。
車の雨漏りが心配ですが、仕事場の駐車場は
屋根があるので安心です、、、汗

と言っていたら、またまた営業車が
故障してレッカー要請でした。

【昨日の1日1新】

きらく新大阪店

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