今年を振り返って(税務調査編)
毎年、税務調査は数件あるのですが、
今年は特に多い年となりました。
例年の倍の件数でした
お客様の数が少ないので、それに比例して
税務調査も年に0件から、あっても2件
有るか無いかで推移してきました。
それが今年(前年の末頃から)は立て続けに
6件、そして長期間かかったものは
2月に始まって終了したのが10月でした。
普通、税務署の3ヶ月ルールの関係から、
それ以内で終わるのがほとんどです。
今回は税務署の異動日(7月10日)も跨ぎました。
他の5件は特に大した修正事項もなく
終わりましたが、前述の1件は納得は
行きませんでしたが、お客様の事情もあり
修正申告となりました。
税務調査の場合、仮装・隠蔽の重加算税、
取引先への反面調査など署側の脅しのと
見受けられる場合もあります。
また、納得できない、税額云々ではなく
早く終わらせたいという納税者の考えもあります。
会計事務所側の考えを通すことがベストとは
限りません。やはりお客様に納得して戴く
ことが大切ですね。
調査でわかる事
税務調査は法人では通常2日間くらいです。
お客様の会社(事務所)で丸2日間過ごすことは
税務調査以外ではあまりありません。
毎月、月次でお伺いしても
仕事や打ち合わせで時間を取られるので
時間を持て余すことはありません。
しかし、税務調査の場合は立会いの税理士が
ずっと署側と対応する事はありませんから
どうしても手持ち無沙汰になってしまいます。
さすがに自分の仕事を内職する勇気もありません(笑)。
そうすると、自ずと社長さんといろいろと会話をしたり
会社の中をうろうろとしたりします。普段行かない工場を
案内してもらったり、自社の製品について詳しく聞く機会が
得られます。
自分とは違う視点から税務職員が質問したりして、
「へぇ〜そうだったのか!」
「社長、そんなこと初めて聞きましたよ」
「あれっ、言ってなかったっけ・・・」
ということもしばしば。
また、あまり良い例ではありませんが、
社長さんがこちらの言う事をなかなか聞いて
もらえないタイプでも、税務調査で指摘を
受けると素直になってもらえるとか・・・汗
税務調査はあまり経験したく無いかも
しれませんが、自社および会計事務所の
スタンスを見つめ直す良い機会とも
言えます。
税務調査については別の機会にも
いろいろと書いて行きます。
【編集後記】
年末調整業務については
もっと効率化しないと
時間の余裕がありません。
近くの郵便局のポストの最終集荷が
夜の11時30分頃なので助かります。